私たちは時に、自分の本当の姿が見えなくなることがあります。何かに囚われ、エネルギーを奪われているような感覚。
それは、実は「月」の影響かもしれません。月光反転法は、そんな状態から抜け出し、本当の自分らしさを取り戻す方法です。この記事では、月光反転法の基本から実践方法まで、詳しくご紹介します。
月光反転法の基本を知ろう
空を見上げると、月は夜空で美しく輝いています。でも、その光は実は太陽の光を反射しているだけ。月光反転法は、この「反射」という性質に着目した開運法です。
月光反転法とは何か
月光反転法とは、月星座の欠損を反転させ、太陽のように光り輝くエネルギーに変える方法です。具体的には、月の衝動を感じたときに、月星座の正反対の星座のようにふるまうことで、月の力を反転させます。
例えば、月が牡羊座にある人が、天秤座のように振る舞うことで、月の力を太陽の光に変えることができるのです。これは月の欠損の克服法の中でも、最も実践しやすく効果的な方法と言われています。
月の正反対の星座のような人格・発言・行動こそが、あなたの本当の個性であり、あまり努力しなくても自然とできる才能でもあります。実際に仕事でも使える能力なのです。
月の欠損と幻想について
マドモアゼル愛先生の月理論によると、私たちの出生時の月は「欠損」しているとされています。これは、月星座の示す才能や能力は、実はその人にはないということを意味します。
しかし、私たちはないものにこだわり続ける傾向があるため、常日頃、月の無意識に踊らされることになります。そして、それによってエネルギーを奪われていくのです。
月はその人にないものを示すため、月を使ったり応用することは実際にはできません。月星座の意味さえ、正しく知ることはできないのです。かろうじて7歳頃までに覚えたイメージで月を演じることはできますが、あくまでも演技に過ぎません。
月光反転法が生まれた背景
月光反転法は、このような月の欠損理論から生まれました。月は太陽の光を反射して地球を照らしますが、その際、反転させているため、太陽の光は命のエネルギーであるのに対し、月は真逆の命のエネルギーを奪う存在になっています。
そこをさらに反転させれば、再び月の光は太陽の光に戻るという原理です。月の無意識に呑まれないことが大切であり、その際に月光反転法を理解し、日頃実践していれば日常の生活が意識的となり、光輝いてくるでしょう。
月の本当の姿を理解する
月光反転法を実践するためには、まず月の本当の姿を理解する必要があります。月は私たちの心や感情を表すとされていますが、その実態は少し異なります。
月は太陽の光を反射するだけ
月は自ら光を発することはできません。太陽の光を反射して輝いているだけなのです。これは占星術における月の性質にも当てはまります。
月は太陽の光を反射して地球を照らしますが、その際、反転させているため、太陽の光は命のエネルギーであるのに対し、月は真逆の命のエネルギーを奪う存在になっています。
つまり、月は自分自身の光ではなく、借り物の光で輝いているのです。これが「月の欠損」の本質です。
欠けた月の部分が示すもの
月が欠けているように見える部分には、太陽の光は当たらず、影になっています。でも、欠けているように見えるだけで、実際はまんまるの月であることには変わりません。
欠けているように見える部分に、意識の力で光らせることができれば、月は自ら発光体になれるのです。これが月光反転法の根本的な考え方です。
欠けた部分は、私たちが持っていないと思い込んでいる能力や才能を表しています。しかし実際には、その能力は私たちの中に眠っているのです。
月の欠損が私たちに与える影響
月の欠損は、私たちの日常生活に様々な影響を与えています。月に囚われてエネルギーを奪われている際の私たちに訪れるものは、不快感であり焦燥感であり不安であり恐怖であり未来への恐れです。
例えば、月牡羊座の人が自己主張ばかりして周囲との調和を乱してしまったり、月蟹座の人が感情に振り回されて合理的な判断ができなくなったりするのは、月の欠損の影響と言えるでしょう。
こうした感情を感じた際には、月を無視すればいいのですが、月本能に打ち勝つことは難しいです。そこで月光反転法が役立つのです。
月光反転法の仕組み
月光反転法は、月の欠損を克服し、本来の自分を取り戻すための方法です。その仕組みを理解することで、より効果的に実践することができます。
月を太陽の光に変える原理
月光反転法の原理は、月の衝動に動かされるのを感じた時、その月サインのようにふるまうことを止めて、正反対の星座のように振る舞うことで、月の力を反転させ、太陽の力にすることができるというものです。
月は無意識に働くものの、何度も私が言ってきたように、確かに自身の中にそうした月の働きがあり、それに左右されていたことが多少なりとも理解できれば、月に陥った際には、ふっとそのことに気づけます。その際に、月の反応に従わず、反転させた正反対のサインを意識的に用いるのです。そうすれば、月の無意識は意識となり見事に反転して太陽の光になるのです。
発光体になることの意味
発光体になった月は、エネルギーを奪う側ではなく与える側になります。まんまるの月になれるのです。
光っていない部分を自力で光らせることで、エネルギーを与える存在になること。これが月光反転法の仕組みです。
発光体になることは、自分自身の力で輝くことを意味します。他人からエネルギーを奪うのではなく、自分自身がエネルギーの源となるのです。
エネルギーを奪う側から与える側へ
月のサインは持ち合わせていないものですが、正反対のサインは必ず持っているので、使うことができます。そこに星がなくても関係ありません。月サインだけが欠落しているわけで、他のサインはすべて持っているから正反対のサインは使えるのです。
例えば、月が牡羊座にある人は、天秤座の性質を持っています。牡羊座の衝動的な行動や自己中心的な態度ではなく、天秤座の調和を重んじる態度や他者への配慮を意識的に取り入れることで、月の力を反転させることができるのです。
このように、月光反転法を実践することで、エネルギーを奪う側から与える側へと変わることができます。
12星座別・月光反転法の実践方法
月光反転法は、自分の月星座によって実践方法が異なります。ここでは、12星座別の月光反転法の実践方法をご紹介します。
月牡羊座の人の月光反転法
月牡羊座の人は、自己主張が強く、衝動的な行動をとりがちです。そんな時は、正反対の天秤座のように振る舞うことで、月の力を反転させることができます。
具体的には、全体の調和を考えてみる、自分の視点よりも相手の視点を一旦優先してみるなどの行動を取り入れてみましょう。そうすることで、月の力を太陽に変えていくことができます。
月牡羊座の人が天秤座の性質を取り入れることで、より調和のとれた人間関係を築くことができるでしょう。
自分の月星座を知り反転させるコツ
自分の月星座を知るためには、出生時間が必要です。出生時間がわかれば、インターネット上の無料ホロスコープ作成サイトなどで自分の月星座を調べることができます。
月星座がわかったら、その正反対の星座を知ることが大切です。正反対の星座の組み合わせは以下の通りです。
牡羊座 ⇔ 天秤座
牡牛座 ⇔ 蠍座
双子座 ⇔ 射手座
蟹座 ⇔ 山羊座
獅子座 ⇔ 水瓶座
乙女座 ⇔ 魚座
自分の月星座の正反対の星座の特徴を理解し、その性質を意識的に取り入れることが、月光反転法の実践のコツです。
月光反転で開花する本当の才能
月光反転した性質は本来持っているものですが、月の悪い影響下では意識しづらくなってしまいます。しかし、月光反転した性質は、太陽以上に完成度が高い場合もあり、この力で成功している人もいるほどです。
例えば、月が獅子座にある人は、水瓶座の性質を持っています。獅子座の自己表現や自己顕示欲ではなく、水瓶座の革新性や独創性を意識的に取り入れることで、より創造的な才能を開花させることができるでしょう。
月光反転法を実践することで、本当の自分を発見する喜びを感じられますし、才能を生かすことで自然と開運につながります。
月光反転と太陽の違い
月光反転法と太陽は、似ているようで異なる性質を持っています。その違いを理解することで、より効果的に月光反転法を実践することができます。
月光反転法は女性性を目覚めさせる
月光反転法と太陽は以下の点で異なります。
月光反転法は、欲求を感じる力、感覚でできる能力であり、喜ぶエネルギーです。一方、太陽は欲求を実現するために、考え行動する力であり、与えるエネルギーです。
つまり、月光反転法でまず心からの欲求を主張し、その欲求を叶える形で太陽が働き始めるという関係です。
月光反転法は、自分の中の女性性を目覚めさせる方法と言えるでしょう。女性性とは、直感や感受性、創造性などを指します。これらの性質を活かすことで、より豊かな人生を送ることができます。
太陽は欲求を実現する力
太陽は、欲求を実現するために、考え行動する力です。月が感情や欲求を表すのに対し、太陽は意志や行動を表します。
月光反転法によって自分の「こうしたい!」という希望のエネルギーを発し、それを助けるという形で太陽が後から付いてくるのです。これは自分で自分を満たすことであり、自分の中のパートナーシップなのです。
太陽の力を活かすためには、まず月光反転法によって自分の本当の欲求を明確にすることが大切です。
月と太陽の関係性
月と太陽は、自分の中の女性性と男性性を表しています。月は感情であり、太陽は思考し行動することです。
月光反転法は月を満たすことであり、月を満たせば太陽が後から発動します。月と太陽の主従関係は、主:月←従:太陽です。
月には二面性があります。月の欠損は不安・心配・苦手を表し、月の反転はワクワク・喜びを表します。この両方の感情を満たしてあげないと、イライラがたまってトラブルを起こします。
そのためにはまず、月の欠損からくる不安を無視しないで、優しく肯定してあげる必要があります。できないことはできないし、やりたくないことはやらない。誰かに助けてほしいとお願いしてみる。そのうえで、自分のワクワクすること、本当の能力を発揮し、自分が感じたことを抑え込まず表現してあげる。これは自分の月を満たすことになります。
月の欠けた部分を補い、まんまる満月にしてあげることで、太陽の力が発動し、より充実した人生を送ることができるでしょう。
日常生活に取り入れる月光反転法
月光反転法は、日常生活の中で実践することができます。ここでは、日常生活に月光反転法を取り入れる方法をご紹介します。
月の衝動を感じたときの対処法
月の衝動を感じたときは、その衝動に流されるのではなく、意識的に正反対の星座の性質を取り入れることが大切です。
例えば、月が蟹座にある人が感情的になりそうなときは、山羊座の冷静さや現実的な判断力を意識的に取り入れることで、感情に振り回されることなく、より適切な対応ができるでしょう。
月の衝動に気づいたら、一度深呼吸をして、「今、月の衝動を感じている」と認識することが大切です。そして、正反対の星座の性質を思い出し、その性質に基づいた行動を取るようにしましょう。
月光反転アイテムの活用
月光反転法を実践するうえで、月光反転アイテムを活用することも効果的です。
マドモアゼル愛先生は、ホロスコープから月を完全に消した「月なしホロスコープ」を作るよう薦めています。なぜならそれは、前向きで邪魔されることのない、その人の生まれつきの可能性を暗示しているためです。
「月なしホロスコープ」を見つめると、月を意識することなく、可能性だけが潜在意識に伝わり本来の能力が全開になるとのことです。
さらに、月を180°反転させた「月光反転ホロスコープ」を作ることも効果的です。月光反転ホロスコープを作ると、これまでのホロスコープと印象がガラッと変わり驚く方が多いです。月の反転星座とそのアスペクトまで盛り込まれているので、さらに可能性に満ちたホロスコープなのです。
月光反転ファッションのすすめ
「月光反転ファッション」は、月星座の正反対の星座をイメージしたファッションです。あなたの本来の魅力が出るのでとても似合いますし、日々身につけることで運勢が良くなります。
例えば、月牡羊座の人は、反対の天秤座をイメージしたエレガントな服が似合います。月牡牛座の人は、蠍座の神秘的で深みのあるファッションが似合うでしょう。
月光反転ファッションを取り入れることで、自分の本来の魅力を引き出し、より充実した日常生活を送ることができるでしょう。
まとめ:月光反転法で本当の自分を輝かせよう
月光反転法は、自分の月星座を知り、その正反対の星座の性質を意識的に取り入れることから始まります。そして、日常生活の中で、月の衝動を感じたときに、正反対の星座の性質を思い出し、その性質に基づいた行動を取ることで、月の力を反転させることができます。
月光反転した性質は、本来持っているものですが、月の悪い影響下では意識しづらくなってしまいます。しかし、月光反転法を実践することで、本当の自分を発見する喜びを感じられますし、才能を生かすことで自然と開運につながります。
月光反転法で本当の自分を輝かせ、より充実した人生を送りましょう。
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